人物の塗り - 肌の影

最後に肌を塗ります。
最後に肌を塗る、っていう順番はハッキリ言ってかなりの愚行です!自分でもわかっててやっております。

ここはもう、前述したとおり水彩とリキッドとエアブラシで延々塗り続けます。
ただし、女の子の肌は、少しでも黒の入った色をリキッドで混ぜると、普段の倍くすんで見えてしまいます。 なので、影を置く時はべたーっと塗らずに点や線で軽くおきつつ、丁寧にリキッドで伸ばしてゆきます。 構造が複雑で塗り伸ばしし辛い箇所は、別レイヤーで上からうっすらと乗せます。 FAVO(7年目)で極限まで筆圧を弱くしてうっすらと。後は、全て光沢(白等)によって表現します。

なお、画面上で確実に決まっている影(例えばこの絵でいえば腕の部分など明らかに暗い場所)は、 後で調整レイヤーで入れますので、ひとまず物体同士が作る影と、肌の凹凸や質感を塗ります。

お顔。顔は紅潮したりなど血流の流れが盛んなので、3号影以降は黒が少ない影で塗ります。

うで
今回、腕は奥に向かってて濃い影の部分が作り易いので、しっかり塗って立体感を出します

おなか
1号影だけでなんとか表現するとうつくしいです

あし
構造わかんねー!ってなったら、どっかから写真なり資料探します。

次!おっぱいおっぱい!
この辺りは凹凸が複雑で、そこにモノの影なんかが入ってると頭がショートします。 なので出来るだけ別レイヤー。

まずは「おっぱい」の物体としての凹凸影を塗ります

他の物(この場合はブラ)による影は同じレイヤーに描くとグチャグチャになるんで別レイヤーで描きます

さらにおっぱい自体が作る影も、別レイヤーで描きます

ピンクの部分は乗算です。
肌のレイヤーで凹凸を描いて、色だけを乗算する方法と、 肌のレイヤーには描かず、乗算のレイヤーに凹凸を描く方法と、二つあります。 どっちにするかで色味がかなり変わりますのでその辺はお好み!自分は後者ですね。

影終了。
大概この辺りで若干後悔します。今回は、「ナミなのにムッチリ描きすぎた・・・」って感じですね。 そういう悔恨はトイレに流して光沢入れてゆきます。